以前ご紹介したクロネコのダンボールを使っての同人誌整理方法ですが、「取り出しが面倒」という大きな問題がありました。まぁ考えてみれば、ダンボールには30冊程度の本が入るわけで、一番下に入れた本を取り出すためには全部の本を取り出す必要があるわけで、そりゃ面倒だな、と。
 取り出すのが面倒な本は死蔵される運命でして、これはよろしくない、ということで、もう少しお金は掛かるけど取り出しも楽な方法を考えてみました。


 まずは写真をごらんいただきましょう。



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 外側のコンテナは三甲のペタンコの50リットルタイプです。で、その中でずらっと並んでいるのは、よく100円ショップで見かけるクリアケースです。



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 中のクリアケースを取り出すとこんな感じ。B5ワイドサイズのケースに、ぴちっと本をつめています。大体1ケースあたり15冊程度入ります。
 この方法の利点として



  • ケースに入れるだけなので、クリアポケット+Dリングファイルの方式に比べて手間が掛からない、かつコストも安い


  • 1ケースあたりに入れる冊数が多くないので、ダンボールに入れて整理する方法に比べて、本をたくさん積むことによる反りが最小限に抑えられる


  • バラの本ではなくケース単位で扱えるようになるので、整理や取り扱いの手間が低くなる


といった点が挙げられます。
 普通の本もそうなのですが、同人誌は背を糊付けする事で製本しているパターンが多いです。このため本の真ん中と背の部分で本の厚みは微妙に違うのですが、同人誌の場合紙の枚数が少ないためにこの差が顕著に現れます。
 このため、ダンボールに入れるために同じ方向に同人誌を積んでいくと、上のほうに行くにつれて本はどんどん反っていくことになります。このためダンボールに入れる場合には向きを1冊づつ変えていたのですが、それでも今度はU字状に反ってしまう、と言う問題がありました。クリアポケット+Dリングファイルの方式はこれに対する一つの解決策(積むから反るのであって綴じるのであれば反らない)であったのですが、これはこれで手間だしコストかかるし、という問題を抱えていました。
 この方式ですと、1つのケースに入る冊数は15冊程度と少ないですし、さらに収納時には縦位置になるので反る事はほとんどありません。もちろんぴっちりと積めないとケースの中で傾いてしまうのですが、つめるための必要数がそう多くないので、あまり問題にはならないかと思います。



 なお、今回はクリアケースをさらにコンテナに入れていますが、別にクリアケースのまま積む、もしくはクリアケースの状態で本棚に並べるという方法でもかまわないと思います。ただクリアケースは材質の特性上積んだ状態だとつるつると滑ります。なので野積みした状態で地震が来るとかなり悲惨な事になる事が予想されますので、そこはご注意を。



 ちなみに私は、このクリアケースとクリアケースを入れるコンテナに番号を振って、それで整理をする事をもくろんでいます。さらに大事な本についてはクリアポケット+Dリングファイル方式にして、それ以外は原則としてすべてこの方式で整理しようか、と考えています。このために



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 近所の100円ショップに同じタイプのクリアケースを20個注文しました。相変わらず、私のblogの同人関連の記事に載る写真はやたらと高度感がありますね……。
 ただ計算するまでもなく、20個くらいでは全然足りないので、クリアケースを入れるコンテナ共々どんどん買い増していく予定です。