いやまぁ、そんなにおどろおどろしい話でもないんですけども。
友人と4人で八丈島へ行ってきました。もともとは「寒いから暖かい南の島へ」というのが発端だったんですが、私を除く3名が全員チャリダーであるが故に「輪行して現地でサイクリングしようぜ!」というお話になりまして、自転車を持っていない私は現地でレンタル、残り3名が輪行で持ち込んでサイクリングツアーと相成りました。
まぁ、これがきっかけで私も自転車を買うことになるのですが……。
八丈島へ行く飛行機は、朝早くの便と昼ごろの便、そして夕方の便の合計3往復が羽田から出ています。今回は行きは朝早くの便、帰りは夕方の便にしたわけですが、この朝早くの便というのが羽田発07:35という時刻でして、普通に電車で行ったのではどう転んでも時間がぎりぎりになってしまうのです。私一人ならギリギリでも大丈夫なのですが、自転車を抱えた人間が3人いる以上手続きは早めにせねばならぬ、ということで
ものっそブレてますが、バスです。本川越駅前を04:20に出るバスに乗って、羽田空港へと向かいました。
実はこのバスに乗るときにですね、リムジンバスのサイトの「リムジンバスは、座席定員制です。満席の場合には、ご乗車になれません。」という表記に家を出る20分前に気付きまして。これもしや予約で満席だったりしたら羽田にたどり着けないんじゃ……と大分肝を冷やしました、はい。
結果的には本川越駅出発時点で座席は4割ほどの埋まり具合、最終的にも7割くらいの埋まり具合だったので問題はなかったのですが、いや、昔利用してた空港連絡バスが予約不要だったがためにこっちも予約要らないんだろうと思い込んでいたのが仇になりました。
羽田空港には05:30に到着。ANA便なのでいつもの第1ターミナルではなく第2ターミナルです。
朝というかまだ日が昇っていなくて夜なのですが、それでも各方面への始発便に乗る人でターミナルはにぎわっています。
自転車を預ける前に最終チェックする人々。離陸の1時間前、06:30ごろには全員集合し、搭乗手続きと荷物預けを済ませて手荷物検査場を通過しました。
八丈島へ向かう便はエアバスA320で運行されます。実際はそんなに小さくはないはずなのですが、下手すると一昨年乗ったエンブラエル170より小さく見える不思議。
今回の飛行機はいつもより早い時間だったため、毎度恒例崎陽軒のシウマイ弁当は手に入りませんでした。そこで飛行機内での朝食には
焼鯖寿司と
デザートに杏仁豆腐マンゴーソースがけを頂きました。どっちも思ったより量が多かったため、かなりお腹一杯に。まぁ、この後のサイクリングのことを考えると、このくらい食べておいたほうがよかったのですけれど。
八丈島空港に到着したのは08:40ごろ。荷物と自転車を受け取って一旦ホテルへ向かったのですが
この時点で天気は曇り。それどころか時々霧雨がぱらつく、と、天候条件はあんまりよろしくない状態でした。
しかし予報ではこの後はどんどん天気は回復する、との事であり、また何だかんだいって南の島、きちんとウィンドブレーカーを着込めば寒くは無かったため、予定通りサイクリングへと向かうことになりました。
ホテルの前で自転車を組み立てる人々。私はレンタルの自転車なので見てるだけ。
しばらくぼけーっと待っていると、レンタル自転車の業者の人が迎えに来てくれました。レンタル自転車は町役場の敷地内でしか貸し出しをしてくれないのですが、役場からホテルなどまで距離がある場合は、ホテルまで送迎をしてくれるのです。
で、迎えに来てもらって借りた自転車がこちら。
パナソニックのマウンテンルックな電動アシスト自転車ハリアです。スペル的にはハリヤーと読みたいのですが、AV-8BだったりレクサスRXだったりするのは「harrier」で、こちらは「hurryer」です。hurryに引っ掛けたのかはたまた商標問題か。
で、こいつはかなり重くてですね(20kgもある!)、諸々荷物を背負いながら走っていたこともあり、後半では「ごめん勘弁して!」と他の人と自転車を交換させてもらう場面もありました。
たださすがアシスト付きということで、坂道などでは普通に漕ぐのと同じような力で上ることが出来ました。ただスピードは出せません。あくまでトルクアシストなんですね。
で、そんなサイクリングの1日目前半のコースはこちら。
GPSロガー i-gotU GT-600で記録したログを管理ソフトでplotしたものです。
八丈島はちょうどひょっこりひょうたん島のような形状をしておりまして、この2つの山の内北側の山である八丈富士の周りをぐるりと1周、というのが1日目午前中のルートでした。
ひょっこりひょうたん島の真ん中の部分(空港から神湊港へかけて)を走っているうちは問題なかったのですが、そこから先は結構な坂道になっておりまして、私が「ごめん勘弁して!」と音を上げたのは八丈シーパークリゾートのあたりでした。そこから先も見た目は壁に見える坂などが続いていて、「島半分の1周なんだから楽勝でしょ」と話していた私たちは中々お見舞いされた次第です。
ただ、ずっと海沿いを走るおかげで見晴らしはよく、もうちょっと暖かくなってから走ると最高に気持ちいいだろうなぁ、とは思いました。3月の頭でも本土に比べれば十分暖かかったんですけどね。
途中で立ち寄った八丈神社。この地に流された宇喜多秀家公ゆかりの神社らしいのですが……、この狛犬、もしかしてシーサーじゃないのか?!
北側1周を終えたあとは、お昼ごはんを食べるべく厨というお店へ。場所が少々分かりにくいのですが、Googleマップで示すとこのへん、緑のマーカーのあたりです……ときちんとご紹介するくらいにおいしかったのですね、このお店。
こちらは麦とろセットの刺身つき。付いてきたのはカジキマグロのお刺身でございます。これで1500円なりとちょっとお高めなのは致し方なし。サイクリングで疲れていたのを差っぴいても麦とろがとてもおいしくてですねぇ…!
昼食を済ませた後は、今度は島の南側を1周することになりました。
昼食を食べている間に天気は回復し、南側へ向かうべく再開したときには完全に晴れになっていました。適度な日差しと風のおかげで、海沿いの道を自転車で飛ばすととても気持ちよかったのです……が、先のほうには何だかものすごい上り坂が見えますね。
実はこの上り坂はホテルからも見えていまして、「えー、午後にはあそこ行くのぉ?」などと言っていたのですが、ここからさらに近くへ行ってみるとこれがもうすごいアップダウンの繰り返しでして。
単純に徐々に上っていってあの高度まで上がる、というのであればまだがんばれたのですが、一度急上昇して下り、さらにもう1度上がる、ということをされたあたりで「もう無理!」と心が折れました……。
ただ、同行していた友人の内2人は「何とか島の南側、中ノ郷まで行く!」と言うことになり、その結果
というプランを組みました。
友人2人が南側を1周するのを待ち構える、というプランにしなかったのは正解で、島の南側、東岸のエリアはもう素人お断りという感じの峠道になっていたのでした。その名を登龍峠と言いまして、中ノ郷で合流した後、車でそこを通ったのですが、運転した友人曰く「今日一番キツかった」とのこと。島を舐めたらいかんですね、と言うお話なのでした。
合流して恐怖の登龍峠ドライブを終えた後は、友人に薦められた大吉丸というお店で夕食。
島寿司のおいしいお店を、ということで推薦してもらったので島寿司をオーダーしたのですが、これがもう絶品というかなんというか非常に旨かった。ネタは鯛などの白身魚メインで、これ自体も脂が乗って旨い上に、醤油ベースのたれの味がマッチして、さらにわさびの代わりに使われているからしの辛さで全体が引き締められてなんともいえぬ味わいになっているのでした。
しかもこれだけ乗って1500円。多分東京で3000円ですと言われても即決で出す。5000円と言われても出すかもしれない。それほどにここの島寿司は旨かったのです。
で、八丈島といえばまぁくさやなわけで、いっちょチャレンジしてみっか! とオーダーしてみたのですが…………。ま、まぁ。
翌日は夕方の便で帰るということで、それまではレンタカーで島の中をぶらぶらすることになりました。
まず向かったのは、前日に周り1周に成功した八丈富士。八合目までは車で登れて、そこから歩いて1時間弱で山頂までたどり着ける、ということだったので上まで車で上ってみたのですが、生憎の視界不良で頂上への登山は断念。
とはいえ、8合目からでも島の中心部が一望できます。空港が島の結構な面積を占めているのだなぁ、と言うのがわかります。
で、頂上へ向かう代わりに中腹部を一周する道を通って、ふれあい牧場という所へ行くことに。
うし。いやそれだけなんですけど。
昔は八丈島でも酪農が盛んに行われていたそうなのですが、ここ数十年はあまり振るわず、今は半ば観光農場として運営されているのみ、という状況のようです。
でも農場の風景は中々一件の価値あり。これで晴れていれば最高だったのですが……。
山を降りた後は、今度は南側にそびえる三原山の、これまた中腹にある電波中継所まで上ってみたりした後、黒砂砂丘というところへ行く事に。
黒砂砂丘は正式名称を六日ヶ原砂丘といいまして、
こんな感じで黒い砂丘が海に面した崖ギリギリに広がっている、という中々スリリングな場所でございます。
もっとわかりやすいのはこちらの写真。本気で「落ちたら死ぬ」な風景ですが、真っ黒の砂のせいで日本ではないどこかの風景のようにも見えます。砂丘の部分だけ見せたら火星とか言っても通じるくらい……というのはちょっとオーバーですけど。
砂丘の向こう側、岬の上には岩がそびえ立っていまして、あの上に上って写真撮ったり撮られたりしたらさぞよかろうなぁ、とは思ったのですが、さすがに危なすぎるので断念。
砂丘の反対側も中々荒涼とした景色が広がっています。こういうところで半日くらいぼーっ、としてみるのもいいかも。
この後は昼食を食べたり、再び島の南側へ回って温泉でぐだったりしつつ、レンタカーを返却して早めに空港へ。みやげ物をしこたま買い込んでゲートをくぐり、帰りの飛行機へと乗り込んだのでした。
ちなみに、空港でも島寿司を売っていたので、購入して帰りの飛行機の中で食べたのですが、まぁ美味しかったのですけども大吉丸のに比べると……という感じ。ただこれは大吉丸のが美味しすぎたというのが大きいですね。
とまぁ、こんな感じで1泊2日で八丈島へ行ってきたわけですが、4人の総意として「回れなかった島の南東側、登龍峠をいつか回りたい」と言うことになりました。車で回る限りは箱根峠もかくやというヒルクライムっぷりだったので、修行して実力をつけてから、となりそうですが、そう遠くない将来に再び八丈島を訪れることになりそうです。
で、私はこのツアーで「やっぱ自転車いいわぁ……」となり、結局自転車を購入してしまったわけですが、それについては改めて。
友人と4人で八丈島へ行ってきました。もともとは「寒いから暖かい南の島へ」というのが発端だったんですが、私を除く3名が全員チャリダーであるが故に「輪行して現地でサイクリングしようぜ!」というお話になりまして、自転車を持っていない私は現地でレンタル、残り3名が輪行で持ち込んでサイクリングツアーと相成りました。
まぁ、これがきっかけで私も自転車を買うことになるのですが……。
旅は朝始まる
八丈島へ行く飛行機は、朝早くの便と昼ごろの便、そして夕方の便の合計3往復が羽田から出ています。今回は行きは朝早くの便、帰りは夕方の便にしたわけですが、この朝早くの便というのが羽田発07:35という時刻でして、普通に電車で行ったのではどう転んでも時間がぎりぎりになってしまうのです。私一人ならギリギリでも大丈夫なのですが、自転車を抱えた人間が3人いる以上手続きは早めにせねばならぬ、ということで
ものっそブレてますが、バスです。本川越駅前を04:20に出るバスに乗って、羽田空港へと向かいました。
実はこのバスに乗るときにですね、リムジンバスのサイトの「リムジンバスは、座席定員制です。満席の場合には、ご乗車になれません。」という表記に家を出る20分前に気付きまして。これもしや予約で満席だったりしたら羽田にたどり着けないんじゃ……と大分肝を冷やしました、はい。
結果的には本川越駅出発時点で座席は4割ほどの埋まり具合、最終的にも7割くらいの埋まり具合だったので問題はなかったのですが、いや、昔利用してた空港連絡バスが予約不要だったがためにこっちも予約要らないんだろうと思い込んでいたのが仇になりました。
羽田空港には05:30に到着。ANA便なのでいつもの第1ターミナルではなく第2ターミナルです。
朝というかまだ日が昇っていなくて夜なのですが、それでも各方面への始発便に乗る人でターミナルはにぎわっています。
自転車を預ける前に最終チェックする人々。離陸の1時間前、06:30ごろには全員集合し、搭乗手続きと荷物預けを済ませて手荷物検査場を通過しました。
八丈島へ向かう便はエアバスA320で運行されます。実際はそんなに小さくはないはずなのですが、下手すると一昨年乗ったエンブラエル170より小さく見える不思議。
今回の飛行機はいつもより早い時間だったため、毎度恒例崎陽軒のシウマイ弁当は手に入りませんでした。そこで飛行機内での朝食には
焼鯖寿司と
デザートに杏仁豆腐マンゴーソースがけを頂きました。どっちも思ったより量が多かったため、かなりお腹一杯に。まぁ、この後のサイクリングのことを考えると、このくらい食べておいたほうがよかったのですけれど。
いよいよサイクリング
八丈島空港に到着したのは08:40ごろ。荷物と自転車を受け取って一旦ホテルへ向かったのですが
この時点で天気は曇り。それどころか時々霧雨がぱらつく、と、天候条件はあんまりよろしくない状態でした。
しかし予報ではこの後はどんどん天気は回復する、との事であり、また何だかんだいって南の島、きちんとウィンドブレーカーを着込めば寒くは無かったため、予定通りサイクリングへと向かうことになりました。
ホテルの前で自転車を組み立てる人々。私はレンタルの自転車なので見てるだけ。
しばらくぼけーっと待っていると、レンタル自転車の業者の人が迎えに来てくれました。レンタル自転車は町役場の敷地内でしか貸し出しをしてくれないのですが、役場からホテルなどまで距離がある場合は、ホテルまで送迎をしてくれるのです。
で、迎えに来てもらって借りた自転車がこちら。
パナソニックのマウンテンルックな電動アシスト自転車ハリアです。スペル的にはハリヤーと読みたいのですが、AV-8BだったりレクサスRXだったりするのは「harrier」で、こちらは「hurryer」です。hurryに引っ掛けたのかはたまた商標問題か。
で、こいつはかなり重くてですね(20kgもある!)、諸々荷物を背負いながら走っていたこともあり、後半では「ごめん勘弁して!」と他の人と自転車を交換させてもらう場面もありました。
たださすがアシスト付きということで、坂道などでは普通に漕ぐのと同じような力で上ることが出来ました。ただスピードは出せません。あくまでトルクアシストなんですね。
で、そんなサイクリングの1日目前半のコースはこちら。
GPSロガー i-gotU GT-600で記録したログを管理ソフトでplotしたものです。
八丈島はちょうどひょっこりひょうたん島のような形状をしておりまして、この2つの山の内北側の山である八丈富士の周りをぐるりと1周、というのが1日目午前中のルートでした。
ひょっこりひょうたん島の真ん中の部分(空港から神湊港へかけて)を走っているうちは問題なかったのですが、そこから先は結構な坂道になっておりまして、私が「ごめん勘弁して!」と音を上げたのは八丈シーパークリゾートのあたりでした。そこから先も見た目は壁に見える坂などが続いていて、「島半分の1周なんだから楽勝でしょ」と話していた私たちは中々お見舞いされた次第です。
ただ、ずっと海沿いを走るおかげで見晴らしはよく、もうちょっと暖かくなってから走ると最高に気持ちいいだろうなぁ、とは思いました。3月の頭でも本土に比べれば十分暖かかったんですけどね。
途中で立ち寄った八丈神社。この地に流された宇喜多秀家公ゆかりの神社らしいのですが……、この狛犬、もしかしてシーサーじゃないのか?!
お昼ごはん、そして撤退!
北側1周を終えたあとは、お昼ごはんを食べるべく厨というお店へ。場所が少々分かりにくいのですが、Googleマップで示すとこのへん、緑のマーカーのあたりです……ときちんとご紹介するくらいにおいしかったのですね、このお店。
こちらは麦とろセットの刺身つき。付いてきたのはカジキマグロのお刺身でございます。これで1500円なりとちょっとお高めなのは致し方なし。サイクリングで疲れていたのを差っぴいても麦とろがとてもおいしくてですねぇ…!
昼食を済ませた後は、今度は島の南側を1周することになりました。
昼食を食べている間に天気は回復し、南側へ向かうべく再開したときには完全に晴れになっていました。適度な日差しと風のおかげで、海沿いの道を自転車で飛ばすととても気持ちよかったのです……が、先のほうには何だかものすごい上り坂が見えますね。
実はこの上り坂はホテルからも見えていまして、「えー、午後にはあそこ行くのぉ?」などと言っていたのですが、ここからさらに近くへ行ってみるとこれがもうすごいアップダウンの繰り返しでして。
単純に徐々に上っていってあの高度まで上がる、というのであればまだがんばれたのですが、一度急上昇して下り、さらにもう1度上がる、ということをされたあたりで「もう無理!」と心が折れました……。
ただ、同行していた友人の内2人は「何とか島の南側、中ノ郷まで行く!」と言うことになり、その結果
- 私と残りの友人1人は一旦ホテルへ戻った後レンタカーを借り、中ノ郷へ向かう
- 友人2人はこのまま中ノ郷を目指し、現地の温泉で私たちのレンタカーと合流する
- で、レンタカーに自転車2台を積み込んで4人で帰ってくる
というプランを組みました。
友人2人が南側を1周するのを待ち構える、というプランにしなかったのは正解で、島の南側、東岸のエリアはもう素人お断りという感じの峠道になっていたのでした。その名を登龍峠と言いまして、中ノ郷で合流した後、車でそこを通ったのですが、運転した友人曰く「今日一番キツかった」とのこと。島を舐めたらいかんですね、と言うお話なのでした。
合流して恐怖の登龍峠ドライブを終えた後は、友人に薦められた大吉丸というお店で夕食。
島寿司のおいしいお店を、ということで推薦してもらったので島寿司をオーダーしたのですが、これがもう絶品というかなんというか非常に旨かった。ネタは鯛などの白身魚メインで、これ自体も脂が乗って旨い上に、醤油ベースのたれの味がマッチして、さらにわさびの代わりに使われているからしの辛さで全体が引き締められてなんともいえぬ味わいになっているのでした。
しかもこれだけ乗って1500円。多分東京で3000円ですと言われても即決で出す。5000円と言われても出すかもしれない。それほどにここの島寿司は旨かったのです。
で、八丈島といえばまぁくさやなわけで、いっちょチャレンジしてみっか! とオーダーしてみたのですが…………。ま、まぁ。
八丈富士登山、あと砂丘
翌日は夕方の便で帰るということで、それまではレンタカーで島の中をぶらぶらすることになりました。
まず向かったのは、前日に周り1周に成功した八丈富士。八合目までは車で登れて、そこから歩いて1時間弱で山頂までたどり着ける、ということだったので上まで車で上ってみたのですが、生憎の視界不良で頂上への登山は断念。
とはいえ、8合目からでも島の中心部が一望できます。空港が島の結構な面積を占めているのだなぁ、と言うのがわかります。
で、頂上へ向かう代わりに中腹部を一周する道を通って、ふれあい牧場という所へ行くことに。
うし。いやそれだけなんですけど。
昔は八丈島でも酪農が盛んに行われていたそうなのですが、ここ数十年はあまり振るわず、今は半ば観光農場として運営されているのみ、という状況のようです。
でも農場の風景は中々一件の価値あり。これで晴れていれば最高だったのですが……。
山を降りた後は、今度は南側にそびえる三原山の、これまた中腹にある電波中継所まで上ってみたりした後、黒砂砂丘というところへ行く事に。
黒砂砂丘は正式名称を六日ヶ原砂丘といいまして、
こんな感じで黒い砂丘が海に面した崖ギリギリに広がっている、という中々スリリングな場所でございます。
もっとわかりやすいのはこちらの写真。本気で「落ちたら死ぬ」な風景ですが、真っ黒の砂のせいで日本ではないどこかの風景のようにも見えます。砂丘の部分だけ見せたら火星とか言っても通じるくらい……というのはちょっとオーバーですけど。
砂丘の向こう側、岬の上には岩がそびえ立っていまして、あの上に上って写真撮ったり撮られたりしたらさぞよかろうなぁ、とは思ったのですが、さすがに危なすぎるので断念。
砂丘の反対側も中々荒涼とした景色が広がっています。こういうところで半日くらいぼーっ、としてみるのもいいかも。
この後は昼食を食べたり、再び島の南側へ回って温泉でぐだったりしつつ、レンタカーを返却して早めに空港へ。みやげ物をしこたま買い込んでゲートをくぐり、帰りの飛行機へと乗り込んだのでした。
ちなみに、空港でも島寿司を売っていたので、購入して帰りの飛行機の中で食べたのですが、まぁ美味しかったのですけども大吉丸のに比べると……という感じ。ただこれは大吉丸のが美味しすぎたというのが大きいですね。
とまぁ、こんな感じで1泊2日で八丈島へ行ってきたわけですが、4人の総意として「回れなかった島の南東側、登龍峠をいつか回りたい」と言うことになりました。車で回る限りは箱根峠もかくやというヒルクライムっぷりだったので、修行して実力をつけてから、となりそうですが、そう遠くない将来に再び八丈島を訪れることになりそうです。
で、私はこのツアーで「やっぱ自転車いいわぁ……」となり、結局自転車を購入してしまったわけですが、それについては改めて。
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