前回のA23ホールへのえらい規模のペナルティ(詳しくは公式サイト掲載のpdfをどうぞ)を警戒して、今回は8時に現地到着。まぁ、私が並ぶのはA1ホールで、今回人が一番集まるであろうA23ではないので、そこまででかい規模のペナルティはないと思うんですが……。
でこの日は寒かったんですな。気温も低い上に風も強く、まして待機列が作られる広場はビルの合間にあるためにビル風が強い強い。あんまりにも強いもので、列の中で並べず、荷物だけ置いて物陰に隠れる人多数、という感じになりました。
「こりゃノートでも動かして少しでも暖まらないと死ぬ！」といいつつ書いたテキストを、ここで掲載してみます。文体がどこかで読んだ風なのは、ちょうどその本を読んでいたからです。

その日の風は、冬特有の乾いた北風、それもここ数日の中でひときわ強いものが、この一体のビルによって強められたと思しき典型的なビル風であった。
冬の東京は晴れていても風が強くなるのが常とはいえ、その日待機列、そしてスタッフのいる広場に吹きつけた突風は、そんないつもの風以上の強さを持って、我々へと吹き付けるのであった。
物陰という物陰、隙間と言う隙間、扉と言う扉には、この風から逃れようという人々が集まり、一方で待機列に踏みとどまっている猛者には、時間を追うごとに弱まるどころか猛威を増す冷たい風が吹き付ける。
私もまた、当初は列にとどまって耐えようと試みたのだが、神ならざる弱き身には耐え切れず、持っていたバッグにありったけの荷物を詰め込んで場所取りとし、物陰へと退避したのだった。
しかし隙間に隠れても、細く吹き込んでくる風からはよけることも出来ず、さらにうなりを立てて吹く風は恐ろしくも感じられ、そこかしこに固まる人々は、どことなく重い雰囲気の中、開場を待つのであった。

実際の所そこまでひどい感じだったかというと……いや、たしかに寒かったです。午後になると日がさしてきたので幾分かましだったのですが、開場を待つ間はほんとに寒かった。

で、11時の定刻通り開場。一発目は毎度お約束のDigital Loverさん。今回は禁書目録本とペーパーというちょいと変わった構成でした。以下A1→A23→B→A23→A1→Dと回ってお買い物終了が12時過ぎ。その後は友人と落ち合って「寒いよー」「いや待ってる間はもっとひどかった、まさに八甲田山だったぞ」などと話をしつつ、12時半ごろには開場離脱、と相成りました。
個人的には終了後の反省会がきになったのですが、ちょっと体調が思わしくなかったこともあり、早めに離脱としました。反省会の内容はあっとまーく・いんくりめんとさん、園衛さん(トゥルーStylish Private Note.)、ざれぶろさんなどのレポートをどうぞ。内容をあちこち読んだ感想としては……園衛さんの感想に近い、のかなぁ。

で、購入品一覧です。

今回のピックアップはBilly-Lilyさんの一姫×キョン子本。スパッツ…！！！！
あとはNeuromancer.さんのべびプリイラスト集も、ひょうちゅうちゃんたっぷりでよろしゅうございました。
TUGUMIXさんのとらドラ！ 本は、大河とみのりんの出会いは！？ という中々ないシチュエーション。実際こんな感じっぽいよね、という感じでgoodでした。

一風変わった所ではゆず屋さんの「書体の研究 vol.1」が今回のお勧めです。タイトルどおりのフォント本、vol.1では「明朝体、入門」と題して、成り立ちや同じ明朝体フォント同士の違い、使用例(そういえばエヴァのタイトルは確かに特徴的でした)などを取り上げたり、アニメやラノベで使用されているフォントの解説などを掲載しています。
実はこの本、vol.2のほうを先に購入していて、そちらが中々よかったのでvol.1のほうも買ったという次第。vol.2のフォントパッケージの比較などはバッチリ参考にさせていただきました、はい。通販も受け付けている、との事なので、興味をもたれた方はどうぞ。