というわけで、その1の続きです。


近鉄特急に揺られること2時間弱、たどり着いたのは



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伊勢市駅。JRの看板になっていますが、これはJRと改札を共有しているためです。



ここから伊勢神宮へ向かうわけですが、そもそも「伊勢神宮」(正式には「神宮」だそうです)というのは、メインは「皇大神宮」(通称内宮)と「豊受大神宮」(通称外宮(げぐう))の2つの神社からなり、さらにその他にも多くの宮が存在するという、まぁ規模からして日本一のデカさを誇る神社なわけです。まぁ神社本庁のメインとなる神社でもありますし。
これからまず向かうのはその中でも「外宮」と呼ばれる豊受大神宮です。主神は豊受大御神(とようけのおおみかみ)、食物などの神様だそうです。伊勢市駅からは歩いて10分程度、と聞いててくてく歩いていると…



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ほんとに10分程度で見えてきました。



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豊受大神宮の説明。Web上に詳しい説明があるので、こちらをどうぞ。



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参道は木々に囲まれています。木の香りというか雰囲気というかが感じられてgood。



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一の鳥居、さらに二の鳥居をくぐって御正殿へと向かいます。



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神楽殿の所から御正殿方向。ここから少し歩くと



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御正殿へとたどり着きます…が



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この中は撮影禁止。という事で写真は無しです。



参拝を終えてふと横を見ると



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「次期式年遷宮 御敷地」との看板が。



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式年遷宮というのは要するに、20年ごとに内宮・外宮などの建物をそっくりそのまま建て替えていく、というものです。使用する木の切り出しから立替、さらに神様を移すところまで足掛け8年がかりというスケールの大きい行事です。
この立替をするために、内宮や外宮の中にはあらかじめ2つ分の敷地が用意してあり、20年ごとに交互に敷地を使っていくそうです。なんともまぁスケールの大きい…という感じですな。



で、外宮の中にはいくつか別宮と呼ばれるお宮があり、それぞれさらに別の神様を祀っています。



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こちらは風宮。祀られているのは級長津彦命(しなつひこのみこと)・級長戸辺命(しなとべのみこと)という2人の神様で、二人とも風の神様です。元寇の際に神風(ま台風ですが)を起こして日本を救った、とされています。



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こちらは土宮。大土乃御祖神(おおつちのみおやのかみ)を祀っています。伊勢神宮一帯の土地の神様、だそうです。



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で、土宮の左手、奥にひっそりとたたずむのは…



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下御井神社、下御井鎮守神という、水の神様が祭られているそうです。何故こんなにひっそりと…。



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その下御井神社への道から戻り、左手の石段を登っていくと



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豊受大御神荒魂を祀った多賀宮が見えてきます。「豊受大御神荒魂」というのは外宮の主神である豊受大御神の荒魂の事で…ってそのまんまですね。
Wikipediaの解説によると、荒魂とは

荒魂は神の荒々しい側面、荒ぶる魂である。天変地異を引き起こし、病を流行らせ、人の心を荒廃させて争いへ駆り立てる神の働きである。神の祟りは荒魂の表れである。

…確かに荒っぽい側面のようです。主神と(根っこは)同じ神様なので、この多賀宮は外宮の別宮の中でも一番の格を持っているそうです。



外宮の参拝を終えて下のほうへ戻ってくると、そこには神馬のための御厩がありました。



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「目線こっちにお願いしますー!」と言っても(いや実際には言ってませんが)お尻を向けたまま、でした(´・ω・`)



ここからはバスに乗って内宮へ、と続くわけですが、これまた長くなってきたので、続きはその3へ。