本来なら速射砲陣地の方で取り上げるようなネタですが、事が事ですのでこちらで。


 文化庁の川瀬室長は「パブリックコメントなどでの反対意見を踏まえた上でも、違法複製物からの複製は30条の適用除外とするのは不可避」と話す。「いわゆる『違法着うた』や、ファイル交換ソフトを使った違法複製物のダウンロードなどによる『フリーライド』(ただ乗り)で、正規品への流通に影響が出ているのは事実。国際情勢から見ても、適用除外すべきだろう」

などと言うあたり、元々出来レースなので「ユーザーの不利益にならないような制度設計をする」つもりはない、と考えてこちらも行動する方が安全でしょう。

とりあえず審議会レベルではすでに話が決まってしまっている以上、次に働きかけうるとすれば国会議員です。幸いな事に(不幸な事に?)、現時点では衆参両院で過半数が逆転しています。無論衆院での再議決と言う手はありますが、他にも重要法案が山のようにある中で使うことは考えにくいですから、とりあえず民主党だけでも反対してくれれば、改悪案をつぶす事は不可能ではありません。
もちろんベストは自民党にも反対してもらう事です。なんといっても政権与党ですし、その自民党が(とりあえずの総意として)反対した、ということのインパクトは大きいものがあるはずです。

まずできることは地元選出の衆・参院議員への働きかけでしょう。改悪案がいよいよ提出される、という段階で(無論今行ってもいいと思いますが)メール、電話、手紙、あるいは会える人は直接あって、意見を伝える事が重要です。数が集まればそれはすなわち表に繋がるわけで、議員諸氏も無視するわけにはいかなくなります。

とにかく、まだ諦めるには早すぎます。ステージが移ったとはいえ、やれる事はまだたくさんあるはずです。